妊娠まつり(仮)



産後一ヶ月

息子誕生からちょうど一ヶ月目の今日、一ヶ月健診のため産院を訪れた。
Aレディースクリニックは本日も相変わらずの大混雑。
順番を待ちながら、さまざまなサイズのお腹をかかえた妊婦たちを見るともなく眺めていると、なんだか言い様のない不思議な気持ちになった。

自分が、あのごったがえす妊婦の群れの中に紛れていた日々がとてつもなく遠い過去のよう思えた。
私は本当にあんなに大きなお腹で過ごしていたのだろうか。
本当に私は、お産なんていう大仕事をやってのけたのだろうか。

でもこの子は間違いなくここにいる。
腕の中ですやすや眠る息子の寝顔を見て、自分が確かに妊婦だった事、この病院で出産をした事を確認する。


それぐらい、子どもが今ここで息をしているという事にくらべると、妊娠出産なんて本当に些細な事だと私は思うんだ。
忘れてしまうくらいちっぽけな通過点なんだ。


健診の結果は異常なし。発育状態も良好。


病院の自動ドアを出て、見るともなしに院内を振り返ると、中庭を挟んだガラス張りの向こうがわに新生児室が見えた。

今日もいつもと変わらずに、新生児の世話をしてまわる看護婦やパジャマ姿の産婦が赤ん坊を眺める光景が見えた。
何度も何度も眺めた光景だ。

突然なんだか感謝の気持ちがこみ上げてきて、声をあげてその場で思いきり泣いてしまいたいような衝動にかられた。

この気持ちには覚えがあった。
ああ、卒業式だ。

色んな思いが詰まったこの場所を、私は今日、この子とふたりで卒業したんだね。
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# by ayumi_aso | 2007-01-26 18:45 | 10ヶ月

誕生

12月26日。
我が家の第二子となる長男が無事に誕生しました。

男の子の赤ちゃんて、ちっちゃいジジイって感じですね。
そんな感じで、母子ともに元気です。

退院後、落ち着きましたらまた詳しく更新しますので、まずはミナサマ良いお年を。

さてと…、ヨボけた腹の皮をどう片付けますか…。

(携帯より)
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# by ayumi_aso | 2006-12-27 21:18 | 10ヶ月

一週間

38週、予定日まであと一週間。
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16日に産みたいという希望は叶えられなかった。
もう準備万端なのに出てこないというのは、なにかしらまだ出てきたくない理由があるのであろう。
寒くて布団から出たくないのと同じなのかな。


娘がいなかったこの一週間、朝から晩までもんもんと陣痛を待ちわびて過ごす毎日だった。
それと同時に、10ヶ月間の妊娠期間の間で、お腹の中の第二子と初めてまともに向き合えた一週間だった。
第二子に思いを寄せながら、新しいベビー服にアイロンをかけ、おくるみを作り、スリングも縫った。

今まで子どもが増えるということに実感がなかったのだが、それがとても楽しみな気持ちに変わった。

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妊娠後期の頃から、お産をする夢を何度も何度も見るようになった。
そして臨月に入ってからは、ほぼ毎日同じ夢を見ている。

どんな子が産まれたとか、安産だったとか難産だったとかいうストーリーはなく、ただ「終わった〜〜〜〜」と安堵して脱力している自分がいる、それだけの夢だ。

もういったい何人産んだか分からない。

そして決まって毎回、「あれ!?赤ちゃんはどこ??」と慌てて夢から覚める。

でも赤ちゃんの姿はどこにもなく、私のお腹は大きく膨らんだまま。
産んでも産んでも私のお腹は出っ張ったまま。

「そっか、まだここにいるんだ」
ほっとするような、がっかりなような、複雑な気持ちでお腹をさする。
そんな朝が数え切れない。


でも本当にあと数日の間に、ついにとうとう空っぽになったお腹と対面する朝を迎えることになるんだろうな。

そしてその朝からまた、私の新しい人生がスタートするんだ。
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# by ayumi_aso | 2006-12-17 19:55 | 10ヶ月

予感

このブログもいつ終わるか分からないから、思い付いたことはすぐに更新しませんとね。
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38週。
週末より、娘の面倒を義母にお願いした。

もう少しギリギリまで自分でみようと思っていたのだが、夜になると前駆陣痛が起こり、ほとんど一睡もできない状態になってしまった為、預けることに決めた。

出産の準備である前駆陣痛は生理現象なのだが、これのせいでお産の前に身体が衰弱してしまっては本末転倒なのである。
身体が元気な状態でないと、なかなか良い陣痛が来なかったりするんだそうだ。


本日は健診日。
先週よりも進んできてはいるが、今すぐに始まりそうというほどではないと医師。
でも今週中にくるかも知れないから準備はしておいてねってどっちなのさ。

そして今回もまた「…かなり赤ちゃん立派だねえ…。」と苦笑い。
そんな立派な赤ん坊を、はたして無事に出すことができるのだろうか。

静かに降り積もる不安。


今回の妊娠は、第一子の時と比べてしょっぱなから苦労が多かった。
暗いことを言うようだが、なんだか今回は難産になるような予感がしてならない。

赤ん坊のサイズが大きいというのがその予感の一番の根拠だが、今回は妊娠中、何かにつけて苦労が付いて回ったので、なんだかフィナーレにも物凄いものが用意されているような気がしてしまうのだ。

第一子の時は安産だったので、立ち会いをしてくれた夫にも実に爽快で清々しいお産を見せてあげることができたのだが、今回はそんな予感から立ち会い出産は拒否しようかと思っている。


予定日まであと12日。
そこまでいったら、赤ん坊はどこまで育ってしまうんだろうか。
日が経てば経つほど、難産の可能性が高くなっていくような恐怖。

いろいろと事情があって、私は是非12月16日に産みたい。
陣痛を呼ぶために毎日2〜3時間歩き、スクワットまでしているのだが、結局、誕生日を決めるのは赤ん坊本人のようだ。


カモン!ベイビー!!

このセリフ、今の私みたいな状態の人のためにあるみたいだ。
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# by ayumi_aso | 2006-12-13 02:05 | 10ヶ月

待ち遠しい

ジャガー横田、50時間に及ぶ大難産。
そんなのレスラーじゃなきゃ体力的に絶対に耐えられないと思う。
すげえ。
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妊娠37週、正産期。
ついにいつお産が始まっても不思議ではないとされる時期に辿り着いた。
予定日まではあと20日もあるものの、お産が始まる徴候ばかりを探してしまう。
待ち遠しい。

今週より、妊婦健診が毎週になった。
これまでの健診は胎児の成長や妊婦の健康状態のチェックなど、わりと事務的で簡単な検査が隔週たんたんと繰り返されるだけなのだが、正産期に入ってからの健診では、胎児の頭がどれくらい下がってきているか、子宮口はどれくらい開いてきているかなど、陣痛がいつ始まりそうかの目安になる検査が主体となってくるので、気合いが入る。

(とはいっても、第一子の時、健診で「まだまだかかりそうですね」と告げられた2〜3日後に産まれたので、油断はできない。)


お産が近付くと、前駆陣痛と呼ばれる陣痛の予行練習のようなものを体が始めるのだが、私はすでにそれが頻発している。
これはもしかしてお産が近い前触れなのではと、期待しながら本日の健診に臨んだのだが、「まだまだ来なそうだねえ」という医師の言葉に落胆。
今か今かとソワソワしていた気持ちがすっかりしぼんでしまった。


ところで。
なぜ私がこんなに陣痛を待ちわびているかと言うと、それにはわけがある。
そしてそのわけは、現在からだが非常にしんどい事についてのアンサーにもなっている。

どうやら胎児がでかいらしいのだ。

胎児がでかい=難産、とは必ずしも限らないのだが、今も私のお腹の中で着々と育ち続けている様を想像すると、やはりもう続きは外でやってくれと願わずにいられない。

ここ一ヶ月ほどで胎児がやたらに成長したおかげで、私のお腹ももうとんでもない大きさになっている。

「よくさ、妊婦でも本当に信じられないくらいお腹が大きい人っているじゃん。あれって何なの??」
なんて軽口をつねづね叩いていた私だったが、自分がそれになってしまった。
こういう理由だったのね、あなたは悪くない、本当にごめんなさい。


現在の状態は、お腹に大玉のスイカをぶらさげて生活してるのと同じなのだそうだ。
そりゃあ股関節もガクガクのプラプラになるはずだ。

そんなわけで、私は今、全身全霊で陣痛が一刻も早くやってくるのを待ち望んでいる。
サンタさ〜〜〜〜ん、陣痛をくださ〜〜〜い。
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# by ayumi_aso | 2006-12-06 02:22 | 10ヶ月

子宮の詩

子宮の詩

私は子宮です。
私の唯一の働きは収縮です。収縮はエネルギーです。

今、私は妊娠して赤ちゃんを抱えています。
きれいな羊水をいっぱいに満たし、その中に赤ちゃんを浮かべて育てています。
時々はかわいくてたまらず、優しく収縮して抱きしめてしまいます。
しかしやがて赤ちゃんとの悲しい別れが来ます。

お産の時がくると、私は赤ちゃんをこの世に送り出すために
収縮して子宮口を開きます。
そしていよいよ赤ちゃんが生まれる時には
収縮するたびに赤ちゃんの胸を圧迫して呼吸運動を整えます。

私の不満は、私の主人であるあなたが、私に『陣痛』という名前をつけて
嫌な目で見ていることです。
私は何もあなたを苦しめるわけではありません。
むしろ私と一緒になって赤ちゃんの誕生に力を貸してください。
いえ、そんなに難しいことではありません。
私が力いっぱい収縮したら
『あら、ご苦労さま。お願いね』と言って
心と身体をリラックスしてくれれば、それで十分です。
そしてゆっくり息を吐いたり、動きたいように動いてみてください。
それだけ私の仕事ははかどります。

まあ、妊娠中も時々は私に会いに来てください。
そして私が抱いている赤ちゃんに会ってくださいね。
私たちはよい仲間なのですから、さわったり、なでたりしていただくと
私は本当にうれしいのです。
それではお産の時にまた会いましょう。さようなら

九島璋二先生著【安心できる はじめての妊娠と出産】から引用
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# by ayumi_aso | 2006-12-01 21:29 | 雑記

ついに臨月

ジャガー横田は今頃どんな日々を過ごしているんだろう。
ジャガー横田と励ましあいたい。
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36週。いよいよ臨月。
といっても、いつ産まれてもおかしくないと言われる正産期は37週となる来週からなので、今週中に産まれてしまうとまだ早産なのだ。
予定日をはさんで前3週間と後1週間、この一ヶ月が勝負である。

体調の方は変わりない。
ただ、ここ一週間は本当によく引きこもったので、足腰の痛みがだいぶ和らいだ。
それと引き換えに運動不足。体重をまた1キロ増やしてしまった。

身体のしんどさは相変わらずなのだが、赤ん坊が早く出てしまう事を恐れて身体をかばってきた時期から、どんどん身体を動かして早いところ出してしまおうという時期にシフトチェンジされた事によって、精神的にはとても楽になった。
後期に入ってからすっかり投げ出していたマタニティヨガも再開するか。


不安に襲われたり恐怖におののいたり、ものすごく待ち遠しかったりワクワクしたり。
そわそわして落ち着かなかったり、逆に細かい心配事がどうでも良い事のように吹っ切れたり、精神が無駄に研ぎすまされていろいろな感情に流される。

お産の場所を求めて落ち着かない猫みたいだ。


今回のお産も相変わらず里帰りやお手伝いを頼まず、夫とふたりで乗り切るつもりの我が家。
その計画はあまりにも無謀でギリギリだ。

子守りをしながら陣痛に耐え、娘と立ち会い出産することにもなりかねない。
そんなことが上手くいくんだろうか。

まあ、ひとりで淋しく産むよりかはそっちの方が良いかも知れないけどね。
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# by ayumi_aso | 2006-11-27 17:38 | 10ヶ月

臨月直前

妊娠35週。
ついに来週から臨月に突入する。
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経過は順調だが、身体のしんどさはピークだ。
現在、みぞおちから恥骨のあたりまでの約30cmを子宮が占めている状況。
胃も肺も心臓も腎臓もそれに圧迫されて、胸焼け、吐き気、動悸、息切れ、瀕尿、浮腫という豪華な不快症状の面々が勢ぞろい。
そして最も私を苦しめているのは、大きくなった子宮が坐骨神経を圧迫して起こる坐骨神経痛である。
これのおかげで、片道10分のはずのスーパーまでの道のりが40分かかる。
寝返りも起き上がるのも激痛を伴い、夜も眠れず。

言い古された事を言うようだが、妊娠というのは、健康な状態のまま自身の健康に改めて感謝できる貴重な期間だと心底思う。
足下に落ちているものを拾うとか、ちょっと起き上がって隣の部屋に移動するとか、トイレに行くとか、靴下をはくとか、そんな動作をたんなる日常の一コマとしてこなせていた自分の身体がいかに素晴らしいかを思い知らされる。

私がいま抱えている症状なんてのはいくら大騒ぎしたところで妊娠中の一過性のものに過ぎないが、年寄りと呼ばれるような年代になったら、もう逃れる術もなくこんな感じの身体が果てしなく続くのだろうなあ。
そんな事を思うと思わず涙が出そうになる。

思い通りに身体が動くっていうのは本当に幸せな事だ。
そしてすでにしんどい身体になっちゃってるお年寄りが身近にいたら、「生きてるって楽しいな」と思えるような事をしてあげたいものだ。


話は戻るがそんな感じで、ちょっとそこまでという距離でも、なかなか家に辿り着けなくなる事がしばしば。
そこいらへんの道ばたで行き倒れ出産しない為に、母子手帳、携帯電話、タクシー代は常に持ち歩くことしよう。


体調絶不調、しんどさのピーク。
そう言いながらに我が家では、ここのところ毎週末、来客を招いて新築パーティが行われている。
臨月妊婦を恐れずに遊びに来てくれる友人達にも心から感謝。
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# by ayumi_aso | 2006-11-22 12:06 | 9ヶ月

準備

33週。
大きなお腹で荷物を抱えて幼児を連れてフーフー歩いていると相当ながんばり屋に見られるようで、最近は道を歩いているだけでも見ず知らずの方にねぎらいの言葉などをかけてもらえたりする。
駅伝ランナーみたいだ。

「いつ産まれるの?」なんて聞かれることもあり「来月末です」なんて答えるのだが、そう答えたあと、本人が一番おどろく。
もう来月には産まれるのか!

逆子と糖尿について再検査のお呼びがかかっていたのだが、検査の結果クリア。

とは言っても、逆子についてはもしかしたらまたひっくり返ってしまうかも知れないので安心はできないのだが。
糖尿については、たんに健診前の食い過ぎが原因だったようだ。


育児書や病院のパンフレットなんかには、だいたい妊娠8ヶ月くらいまでにはお産の準備や赤ちゃん用品の買い物を済ませておくように書かれているのだが、わが家の場合、恥ずかしながら臨月を目前に控えてようやくノロノロとカタログなどを集め始めた。

第一子の時は何が必要なのか見当がつかず、足りなかったり持て余したりで無駄の多い出産準備だった。
おかげで今回はその失敗も踏まえ、かなりスムーズに買うもの、借りるものを次々に決めている。
まずベビーベッドにベビーバス、ベビーチェア……衣服………おむつ………ベビー石鹸?

そ、それだけ??
第一子の時はかなり過保護に無駄なものまで用意して、結構な出費になった記憶があるが、第二子の宿命か、あまりにも簡単。
ビタ一文たりとも無駄な金を使ってなるものかという意図が丸見えの準備。

ま、そのかわり産まれた時から新築の家に住めるのだから文句は言ってもらいたくないね。

最近は一日に何度もお腹が張る。
「お腹が張る」というのはようするに子宮の収縮の事で、突然ギュウっとお腹が丸く固くなるような感じで、うまく言葉に表せないが、「痛い」ような「苦しい」ような、とにかくそのまま動き続けたら何かが出てしまいそうな感覚である。

後期になると強めの張りがかなり頻繁に起こるようになる。
注意しなくてはならない場合もあるのだが、体がお産の予行練習を初めている証拠なのだそうだ。

完全に抜かされている。
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# by ayumi_aso | 2006-11-10 01:21 | 9ヶ月

トラブル

この手の経過を記録するブログで、更新を滞らせてしまったら、いままでやってきた全てがパアになるってもんです。
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ついに9ヶ月。
きっとこうなるんじゃないかと予想はしていたのだが、トラブルがじわじわと発生中。
今の時点では深刻なものはないのだが、貧血と逆子にくわえ、尿から蛋白が出たり糖が出たり。
今回はカロリー制限なんかもろくにせず、食べたいものを好きなように食べていたせいもあって体重の増加もそろそろ終止符を打ちたいところまで来てしまった。
あと2ヶ月もあると言うのに。
40キロ台で子どもを産もうという当初の目標も、前回の健診でついに叶わぬものとなった。

2週に一度の妊婦健診は胎児の成長の経過が分かるので楽しみなものなのだが、こう毎回モグラタタキのようにあちこちで警鐘が鳴り響いては、さすがに検査も憂鬱なものとなってくる。

腹の皮膚も今のところまだ裂けずに耐えているが、色んな意味で色んなところが決壊寸前。
出産が怖いとか言ってる場合じゃありません。
とりあえず造血剤と逆子体操とカロリー制限を毎日欠かさない事が、今の私にできる唯一の安産への道筋である。
そして本当はもっと散歩をしなくてはいけないところ。

がんばれあたし。


臨月に入ると徐々に胎児も骨盤の方に下がってくるので、この息が詰まるような胸焼けがおさまるはず。
胎児の推定体重も2キロを超えたので、万が一早産しても保育器で生きられそうな感じ。

私の体をぼろぼろに食いつぶしながら、胎児はどんどん育って世に出られる身体を着実に作りあげている。
そして完成のあかつきには母親の肉を裂いて命がけで外に這い出てくる。

誰だってみんなそうやって自分の力で必死になって産まれてきたはずなのに、人生を楽しめない淋しい大人に育ったら意味がないんだよね。
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# by ayumi_aso | 2006-11-02 02:00 | 9ヶ月


アユミズム別館。
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